はじめに
「保育園選び、何を基準にしたらいいの?」
私自身、子どもの入園を考え始めたときに一番悩んだテーマです。
条件だけを並べて比較しても、実際に通ってみると「思っていたのと違う…」となることは少なくありません。
そこで今回は、元保育士として働いた経験と、保護者として実際に見学した経験をもとに、リアルに感じた「保育園選びのポイント」をまとめました。
園長先生の第一印象は意外と大きい
見学に行ってまず感じたのが、園長先生の雰囲気です。
ブラック保育園で働いていた経験のある私にとって、若い園長先生だと「大丈夫かな?」と不安になることがありました。もちろん若さ=経験不足とは限りませんが、話し方や立ち振る舞いに落ち着きがないと、保護者目線では安心感につながりにくいのです。

やっぱり園長先生が落ち着いてると安心するよね…。話し方一つで“この園いいな”って気持ちになる。
玄関で園の質が見える
以前、私が保育士として働いていたとき、マネージャーに言われた言葉があります。
「保育園の評価は玄関で決まる」。
玄関は、その園の「縮図」なんです。
- 掲示物は整っているか
- 子どもの靴はきちんと揃っているか
- 雑然としたものが放置されていないか
これらが整っていないのに、職員が気にしていない場合は要注意。
「子どもの環境を整える」という基本の部分に気づかなくなってしまっている可能性があります。

掲示物が剥がれたまま…ってだけで“この園、大丈夫かな?”と不安になっちゃうんです。
距離と通園の現実
条件の中で忘れがちなのが「距離」。
通いやすさは本当に大事です。
例えば、雨の日に傘を持ちながら子どもを抱っこして荷物も持って…という場面を想像してみてください。徒歩5分と徒歩20分では負担がまったく違います。
朝の登園だけでなく、仕事終わりに疲れた体でお迎えに行くことを考えると、距離は後々大きな差になります。

毎日のことなので距離は優先順位高め!でも近いだけじゃ決められない…。
持ち物と保護者の負担
園ごとに細かいルールがあります。
- ペーパータオルがなく、手拭きタオルを毎日持参する園
- 使用済みオムツを園で処理してくれる園/持ち帰りの園
- 布団を毎週持ち帰る園/園で洗ってくれる園
- オムツは一枚ずつ名前記入/オムツはサブスク

毎日だと結構大変!できる限り手間は少なく!
保護者の負担(行事・係活動)
- 保護者会はある?役員や係決めはどんな仕組み?
- 卒園アルバムの制作を保護者が担当する?

知り合いがアルバム係になった年は深夜も写真集めをしていて…仕事しながらだと正直かなりキツそうでした。
保育士の環境
少し視点を変えると、私が特に大事だと思うのは 保育士自身の働きやすさ です。
保育士の給料が低く、生活に余裕がないと、どれだけ理想を語っても保育に心の余裕を持つのは難しい。
私が働いていたときも、待遇が厳しい園ほど職員の離職率が高く、そのたびに子どもたち、保護者が人間関係をイチから始める姿をみてきました。

まずは求人検索!心の余裕は子どもへの接し方に繋がると思います。
まとめ
保育園選びで大切なのは「条件」だけではありません。
- 園長先生や職員の雰囲気
- 玄関や掲示物など、日常の細部
- 毎日の通園距離や持ち物の負担
- そして、保育士自身が働きやすい環境かどうか
これらを総合的に見て、「ここなら安心して預けられる」と思える園を選ぶことが一番です。
保育園は子どもだけでなく、親にとっても大切な居場所。
納得のいく園と出会えたら、子育てもきっと少し楽になります。