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保育士ママが語る!子育てで感じたメリットとデメリット

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「保育士さんなんだから、子育てはラクでしょ?」
よく、そう言われます。

確かに、子どもの発達や関わり方についての知識はあります。遊びのバリエーションも多く、泣いている赤ちゃんの気持ちを考えることも得意なほうだと思います。

でも…自分の子どもとなると、話はまったく別。

仕事では冷静に対処できたことも、わが子が相手だと感情がついてきて、イライラしたり落ち込んだり…
「保育士なのに、なんでできないんだろう」と自分を責めることも少なくありません。

今回は、そんな私が感じている「保育士ママ」だからこそのメリットとデメリットを、正直にお話ししてみたいと思います。

保育士ママのメリット

・遊びや声かけの引き出しが豊富で、家庭育児が充実する

保育士としてたくさんの子どもたちと関わってきた経験から、年齢や発達段階に応じた遊びや声かけのバリエーションが自然と身についています。

「今日は雨だし、家でどう過ごそう…」なんてときも、

  • 手遊びやふれあい遊び
  • 廃材を使った簡単な製作
  • 年齢に合った絵本やわらべうた
  • コミュニケーションを育む声かけやスキンシップ遊び

など、保育園でやってきたことを思い出しながら、家でも楽しく過ごせる工夫ができます。

また、子どもがぐずったときも「このタイミングではこういう声かけが響くかも」「今は気持ちを代弁してあげよう」と、状況に応じた対応がしやすいです。

ただ遊ぶだけじゃない、「今この子に必要な経験ってなんだろう?」と考えて関われるのは、保育士の仕事を通して得られたものだと思います。

・発達や育児の知識があるから、基本的なお世話に自信が持てる

保育士としてたくさんの赤ちゃんや幼児と関わってきた経験があるおかげで、
子育てのスタートラインから「これはもう何度もやってきたこと」と思える安心感があります。

たとえば、

  • おむつ替え:どの月齢でどんなサイズや頻度が多いのか、赤ちゃんの反応に合わせたスムーズな替え方などが自然と身についています。
  • 抱っこ:赤ちゃんの身体の支え方や、安全で負担の少ない抱っこのコツを知っているので、無理な力を入れずにスッと抱き上げてあげられる。
  • ミルクのあげ方:飲ませる姿勢や哺乳瓶の角度、赤ちゃんの飲むペースに合わせた調整、げっぷの出し方なども、初めての育児でも緊張せずに対応できました。

もちろん我が子となると、戸惑いや焦りもゼロではありませんが、
「これは保育士時代に何度もやってきたこと」と自分に言い聞かせながら、
育児の土台に“慣れ”と“知識”があることは、大きな安心材料になりました。

・子どもの病気にある程度の知識があり、落ち着いて対処できる

保育士としてたくさんの子どもたちと関わってきた中で、
風邪や胃腸炎、手足口病、突発性発疹など…よくある子どもの病気に何度も出会ってきました。

だから、わが子が体調を崩したときも「これはあのときの症状に似てるな」「おそらくこの流れで回復するだろう」と、ある程度見通しを持って冷静に対応できます。

もちろん医療の専門家ではないので判断には限界がありますが、
「これは様子見でも大丈夫そう」「これはすぐ病院に行こう」など、慌てずに対応できるのは、保育士としての経験があってこそだと感じています。


流行しやすい時期症状の特徴を知っているだけでも、かなり心がラクになります。

保育士ママのデメリット

・保育園の時間軸が抜けず、気持ちが休まらない

子どもと過ごしていると、「今は保育園だったらお昼寝の時間だな」「そろそろおやつの時間」と、つい頭の中で保育園のスケジュールと比べてしまいます。

もちろん悪いことではないのですが、時間にとらわれすぎてしまい「もっと自由に過ごせばいいのに」と思いながらも、どこか落ち着かない。
時計ばかり見てしまう自分に疲れるときもあります。

・「私の方が正しい」と思ってしまい、夫の意見を受け入れられない

保育士として何年も現場で働いてきたという自負があるぶん、
子育てでも「こうした方がいい」「それはよくない」と、つい口を出してしまいます。

夫が育児に協力しようとしてくれても、「それ、違う」と否定してしまう。
私の中では「正しい育児」が明確にあって、相手のやり方を受け入れる余地がなかなかないのです。

本当はありがたいし、一緒に子育てしていきたいのに…
気がつけば“自分一人が正解”になってしまって、夫との関係がぎくしゃくすることも。

正解なんて一つじゃないし、完璧な育児なんてないってわかってはいるものの・・・
でも、「保育士なのにうまくいかない」と自分を責める気持ちと、
「私がちゃんとしなきゃ」というプライドがぶつかって、心が疲れてしまうことがあります。

まとめ

保育士であることが育児の支えになっている部分はたしかにあります。
でも、知っているからこそ悩みが深くなることもあって、子どもへの接し方ひとつにも「これでいいのかな」と迷ってしまう日もあります。

「保育士だからって完璧じゃない」
そう自分に言い聞かせながら、日々の子育てと向き合っています。

この記事を読んで「私も同じだよ」と思ってもらえたら嬉しいし、
逆に保育士ママを身近に感じている方がいたら、「実はこんな気持ちで育児してるんだよ」と伝わったらうれしいです。

子どもと一緒に、私も親として育っていく。
そんな日々を、これからも大切にしていきたいと思います。

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