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小規模保育園はブラックだった。転職して実感した大規模園のメリット【保育士のリアル】

保育園
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保育士として働いて7年。
私は小規模保育園で5年間働いた後、大規模保育園に転職しました。
どちらも「子どもの保育をする」という点では同じですが、実際に働いてみると、職場の雰囲気や働きやすさはまったく違いました。

今回は、私が経験した“小規模保育園のリアル”と“転職後の気づき”について、正直にお話ししたいと思います。
これから保育士として働く方や、転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。


小規模保育園で働いて感じたこと

■ 職員同士の距離が近くて、いい面も悪い面も

小規模保育園は、職員の人数が少ない分、お互いの距離がとても近く、家族のように仲良く働いていました。
困ったときに助け合える関係性があり、居心地の良さも感じていました。

ですが、その「近さ」が裏目に出ることも……。
関係によりなあなあになりやすく、たとえば不適切な保育をしていても、それを注意する空気がなく、言いにくい雰囲気。
本来なら改善すべきことも、誰も指摘できないまま見過ごされてしまうことがありました。


■ 有給の制限と人手不足で、心も体も疲弊

さらに辛かったのは、有給休暇の扱いです。
月に2回までという制限があり、しかも人が少ないため、休みたいと言い出すことすら気を使ってしまう状況でした。

体調が悪くても無理して出勤、家庭の事情で休みたいときも遠慮……。
「このままじゃ続けられない」と感じて、退職を決意しました。


大規模保育園に転職して感じた違い

■ 職員の人数が多く、程よい距離感が心地いい

転職先は大規模保育園。
スタッフの数が多いため、関係性は“広く浅く”。
良い意味でドライで、心理的な負担が軽くなりました。

「ほどよい距離感」で働けることのありがたさを、初めて実感しました。


■ 制度が整っていて、安心して働ける

大規模保育園では、「大規模園手当」などの福利厚生も充実していて、やりがいにもつながっています。
また、誰かが休んでも他の職員でカバーできる体制が整っているため、休みが取りやすい環境です。

「無理しなくてもいい」「自分の代わりはいる」
そう思えることが、仕事を続けるうえでどれだけ大切かを実感しました。

自分に合った園を選ぶことが大切

私が勤めていた小規模保育園は、正直なところ“ブラック”な環境でした。
人手不足、有給の取りづらさ、不適切な保育に対する指摘のしづらさ……。
その園特有の問題もあったと思いますが、「小規模=働きやすい」とは一概には言えないと感じました。

ただ一方で、小規模園のような少人数制で家庭的な雰囲気の中、子ども一人ひとりと深く関わりたいという方にとっては、やりがいを感じやすい職場でもあると思います。

大規模園は制度が整っていて安心感がある反面、人間関係は「広く浅く」で、ややドライに感じることもあります。
その距離感が心地よい人には向いていますが、もっと密な関わりを求める人には物足りなさを感じるかもしれません。

大事なのは、「自分にとって何が一番働きやすいか」。
園の規模だけで判断せず、見学や面接などで実際の雰囲気を見て、自分に合った職場を選ぶことが大切だと思います。

まとめ

小規模保育園と大規模保育園、どちらにもメリット・デメリットはあります。
私自身が感じたのは、「どこで働くか」も大切ですが、それ以上に**“働きやすさ”を左右するのは環境と待遇**だということです。

結局、お給料がある程度しっかりもらえて、残業が少なく、自分の時間が確保できる環境であれば、心にも余裕が生まれます。
その余裕が、子どもに向き合う力や職場での人間関係にも良い影響を与えてくれるのだと思います。

加えて、良好な人間関係や相談しやすい職場の空気も、長く働くうえではとても大事です。
「この人たちと働けてよかった」と思える場所かどうか――それが、続けられるかどうかの分かれ道になることも。

今の職場にモヤモヤを感じている方、これから就職・転職を考えている方は、**「無理せず、自分が笑顔で働ける場所はどこか?」**を基準に園選びをしてみてくださいね。

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