はじめに
前回の記事では、長男が「卵黄の消化管アレルギー」と診断されるまでの体験談を書きました。
👉 【体験談】長男が卵黄の消化管アレルギーと診断されるまで
今回はその続きとして、卵白の負荷試験を受けたときの様子や、一日の流れを詳しくまとめます。
負荷試験とは?
食物アレルギーがある可能性のある子どもに、医師の管理下で少しずつ食べさせて、症状が出るかどうか確認する検査です。
わが家の長男も「卵黄で嘔吐があったけれど、卵白は大丈夫かもしれない」ということで、卵白負荷試験を受けることになりました。
特に長男は血液検査の結果、卵白のアレルギー源となるオボムコイド数値が高くなかったため卵白なら大丈夫かもという見解で負荷試験に進みました。
また事前の説明としてほとんどの場合が日帰り入院となりますが、症状が重い場合はそのまま入院するとのことでした。
そのため事前準備として入院手続きも行いました。
卵白負荷試験の一日の流れ(体験談)
① 朝の受診・体調チェック
9:30 病院に到着。(朝食抜き、ミルクは7:00まで)
医師と看護師さんが体温や体調を確認。体重を測定。
「今日は卵白2gを試します」と説明を受けました。
② 卵白を実際に食べる
9:45 茹で卵の卵白を病院側で用意してもらい指定の量だけ食べます。
わが家はまず 2gからスタート。
細かく刻まれた卵白をスプーンで与えました。
特に嫌がることもなくペロリと食べてくれました。
③ 観察タイム
食べたあと、ベッド内で待機。足の指に心拍計?か何かを繋がれたまま待ちます。
看護師さんが顔色や皮膚、呼吸の様子をこまめにチェックしてくれます。
親はひたすら玩具や絵本などで一緒に遊びます
④ 14:30まで病院で待機
長男は4時間後に吐いたこともあったため14:30までという長めの拘束でした。
昼食は医師の許可が出てからしっかりと食べました。
⑤ 医師の診察・説明
とりあえず1回目の負荷試験は終了。

帰宅後も様子を見てください。今日はお風呂には入らずシャワーにしてください。
明日の朝電話で様子を伺います。
何も起こらなかった前提で次回の負荷試験の予約を約1ヶ月後にとる、という流れでした。
⑥ 帰宅後から翌日
特に変わったこともなく、2gはクリアしました。
次の日の朝に病院から電話があり、次回は卵白10gということで決まりました。
感じたこと
- 待ち時間が長いので、子どもの好きな玩具を用意する必要がある
- その場に看護師がいてくれるので安心感は大きい
- 症状が嘔吐なので替えの洋服は多めに。親も被る可能性があるので大人も用意できると尚安心
- 他の患者さんと同部屋だったので、自分だけじゃないという気持ちになれた
まとめ
長男の場合は嘔吐まで時間がかかるタイプだったため長くかかりましたが、
他の患者さんは昼食後に帰るという方が多かったように感じます。(消化管アレルギーではない人だと思いますが)
消化管アレルギーはすぐにわかる訳ではないので、親も根気が必要です。
でも医師や看護師がすぐそばにいてくれるだけで、一人じゃないという孤独から抜け出せたので
もっと早く卵アレルギーと認めて行動すれば良かったと思いました。
次回は卵白負荷試験2回目の体験談となります。
1回目では想像できなかったことが起こるので、よろしければご覧ください。
⚠️ 注意
この記事はわが家の体験談です。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。