新人保育士は「断れない」から都合よく使われがち
「え?それも私の仕事だったの…?」
新人時代の私は、頼まれたことは基本“イエス”で返してしまう典型的な「断れないタイプ」。
保育の合間にお面を作り、検食の伝令までこなし、「いつから私は何でも屋になったんだっけ?」と気づいた頃には時すでに遅し。
しかも、その指示が曖昧だから困るんです。
「(やれたら)やっておいてね〜」みたいなやつ。
今回はそんな私の
「新人保育士が陥りがちな罠」エピソード
を、お届けします!
これから保育士になる方や、まさに今“新人の洗礼”を受けている方へ――
「こんなことあるの?!」と少しでも今のあなたの気がラクになるきっかけになったらうれしいです◎
行事準備は“自分の責任”じゃないのに…
土曜出勤でお面作り?指示の曖昧さに苦しむ…
夏祭り間近の金曜日、栄養士の先生にこう言われました。

お面がまだ終わってないから、土曜日出勤の時に隙間時間で進めておいてね〜
でも実際には、子どもの対応で手一杯。ほとんど進められずに終わりました。
翌週月曜、こう聞かれました。

え?終わってないの?係の先生にちゃんと伝えた?
もう終わってると思ってるかもしれないでしょ!

え…まるで私が全部やること前提だったの…?
確かに報告しなかった私も悪いのか…と思い
結局、休憩時間を削ってお面を作ることに。指にタコができるほど硬い画用紙を切り続けたことを今でも覚えています。
保育中でも“伝令係”にされてしまう
ある日、私は0歳クラスで子どもたちとピアノや楽器に触れて遊んでいました。
そのとき、給食室から私の名前が大声で呼ばれました。

レチせんせーい!園長先生呼んでー!検食って言ってー!

…え?なんで私が?
そんなに大声で呼んだらもう園長先生も聞こえてるんじゃ…
園長と話すのが嫌だから、私を伝令代わりにしていたんです。(まず園長を動かすことがすごい)
「子どもたちから目を離すな」といつも言ってくる栄養士の理不尽な言動に毎日呆れていました。
手のひら返し?味方にしようと急に優しく…
その栄養士は他の先生ともあまり仲が良くなく、
ある日、別の先生が愚痴をこぼしているのを私が聞いていて…

レチせんせ〜!これ食べる?♪
急にお菓子をくれたり、優しくしてきたり。

これは餌付け?こわ!!
明らかに「味方につけたい」空気が伝わってきて、もう手遅れだよ・・・と思っていました。
気の弱さと曖昧な指示が罠になる
✅ 新人は「断れない・言い返せない」ことが多く、
✅ それをいいことに、役割以上のことを任されることも…
✅ さらに人間関係の板挟みで振り回される
「これはおかしい!」
そう心の内に秘めておくことも自分を守るための秘訣だと思います。
まとめ
新人のころの私は、「頼まれる=やらなきゃ」と思っていました。
でも、指示の曖昧さ・人間関係の力関係・職場の慣習に流されていると、どんどん都合よく使われるようになります。
当時はやはり言い返せないので「はいはい」言っといて
他の職員に「こう言われた!」などネタにして盛り上がっていました。
自分が壊れないように周りに味方を作り、一人じゃない!と思うことが一番の心の支えでした。
一生懸命仕事をしていれば誰かが見てくれています。
そして助けてくれる、支えてくれる人たちが周りに増えていけば・・・もう怖いものはない。
こうして私は生意気にも上司に対して口出しをし始めるのでした…。